チクタク/藤鈴呼
 

眺めた 景色です

空は どうやったって 溶けないんだから
自分自身が 溶けることなんて
絶対に 無理なんじゃ ないだろうか

無理難題を 目の前に 突き出され
悩んだ瞬間に
そんなことを 思います

そして 思い出すんです

雲は ふわふわじゃなくて
霧のような 気体で
ソフトクリームみたいな冷たさも
期待できないってことや

空を 飛べたら
今度はちゃんと 
着地する為の 場所を探さないと 
危険なんだって 現実や

切なくて 心が溶けるなんて 
表現をしてみた恋も
絶対に なくなりは しないんだって ことを。

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