新宿の喫茶店で会えたなら/番田
いめぐらせた
だから晩の料理を何にしようかなんて思っている時だって幸せだよ!
嘲り笑いをかみ殺して
釣り糸なんてものを垂らしちゃっているし!
世間の評価に狼狽しながら
道ばたで転ばされてしまっているよう
行くべきなのだったら、どこだっていいんだよ!
そしてまた、笑いだしてしまった!
私とは何者なんだろう、なんて思っている時なんてのは幸せだよ。
そして影に怯えた小人たちが
そして魚拓を欄間に飾り付ける母の顔が
誰でもない音楽のようなものを血を滴らせてまで、果物を食べながら、演奏している音楽として耳を傾けているんだ、君に
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