ある男の、ベッドに/
番田
ったコーラをスーパーで手に入れて
見えない星を路地裏で数えた
エサを猫にやって アパートのドアを今日も押した
これから世界のどこに行くというわけでもなかったけれど
そこに行ける場所など確かにあるのだろうかと
今日も私は緑の布団に横になる
そこに行ける場所など確かにあるのだろうかと
そこに誰かは夢を見るのかもしれなかった
そこに行ける場所など確かにあるのだろうかと
今日にさようならとつぶやいて
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