氾濫しかけの河に架かるあの橋のように/
吉岡ペペロ
普通の日々がすぎてゆくはずだった
なのにこの河の氾濫はなんなのだろう
明日に架ける橋なんてなかった
あるとすれば
荒れ果てた灰色の
置き去りにされたような橋ぐらいのものだった
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