いつかのスランプ/番田 
 

今ごろ 光に 釣糸を  
垂れている 風を
空の そこで 輝く
釣れた 誰かを 今日 思い出した



絵に 君は 立つと
何もしない 形に 駄目になり 
喫茶店や 何らかの どこかに行こうとして 
ギターを流れ続けた 


夕暮れの音楽に
私はその行方を 知らなかった


仕事を どこかに 飽きて 無くし 
田んぼには 何にも なかった 



秋を捨て
緑に 通いつめ
日は いつも 川に 綺麗だった
神田の 空で 描いた それは
輝いて 見えた
魚が 雲を 漂う


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