そうして夜が更けて俺は考え込むのだ/ホロウ・シカエルボク
デオロギーが先行しているところなんかで本当に美しいものなど生まれたりしないぜ
コップの中と水と、川を流れて海へ出ていく水が似て非なるものであるように、俺は書こうとしているんだ、言葉の意味なんか受け止めてもらっても仕方がない…それがどんなふうに流れているのか、それこそが重要な事柄だ、文章の起源はきっとそういうもののはずだぜ…書くという行為は無責任なものでなければいけない、無責任なものでなければ、本当に奥深いところまで引っ張り出すことなど決して出来ない、言葉が溢れ出てくるときに行間を開けてみようなんて思う馬鹿者に俺は断じてなりたくはない…俺は流れて見せたいだけなのだ、俺という人生の流れの、最もノリ
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