沈んだ四次元/信天翁
 
風のなかで朝が目覚めた
 光のそとで夜が深まった

ウォーキングの往路でわくらばを食べた
サイクリングの復路で血痰を吐いた

上り坂でペガサスの小夜曲をハミングした
   下り坂でさそり座の鎮魂歌を聴かされた

時のうえで生が狂った
 空のしたで死が笑った
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