ハロー、私の相棒/番田 
 
ど誰も無く
友達なのだよと 乗せたりすると ゴロゴロと アスファルトの上に転がした


目の前の道路には 水道管があったけれど 壊れて水を噴き出している
一週間分ものゴミを運搬するトラックが出入りしている
もうハンバーガー屋になんて 知っている子など いなかった
メキシコに帰ったのだろうか


けれど私だけではないだろう じゃばら式のエレベーターで5Fに上がって
古ぼけたワープロを卒業する
アパートメントの 大きさにしては巨大すぎる窓から
秋の訪れを告げるキンモクセイの香りが漂う


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