スクランブル/こどもの/nm6
やわらかいからくるしいのでしょう。目をつぶれば、しょぼしびれるまぶたの裏側にふるえる表面からしびれる空気を画面の裏腹がパラフィン紙に反射する曖昧な光線を白く白く皮膚をとおりぬけるかもしれないと思いきやひろがる想像上のパレードにアルコール越しのパレードにとりあえず身を包んでわからないなりに繋がって。繋がって、遠くへぼやけてしまえば。水彩の境目が光になって押し寄せてまぜこぜできみのぼくの目測を完全にスキップするように見上げれば、その高さにつきぬけてしまえば。くるおしくいとおしく、世界中の眼鏡を割り続けて走り去る妄想がきみの爪先から光るんだよ。
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