中途半端なアダルトチルドレン/チカモチ
愛してくれたのだと思います。でも、私にしてみればそれは愛ではなかった。とってつけたようにごきげんをとったり、上っ面の挨拶や世間話で満足して、肝心な話を持ちかけるといつも歪んだ笑顔で話をそらすような、そんな子ども騙しは全然愛じゃない。そんな不誠実極まりないやり方で子どもとうまくやれていると思い込んでいる父が憎かったし、今でも憎いと思う。でもこれも虐待を受けている方たちから見れば、思春期の悩みの延長に過ぎないのでしょう。
心理学や精神医学についてはよくわからないけれど、表面的には何も起きていないけど内面的にはこじれている問題は、表面的に何か起きて内面的にもこじれている問題よりも、精神的な対処が難
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