捕虜の後ろの前に/
番田
物体である 何かを
見ない 何にもない
物体に見るのかもしれない
見ている 私のような人は
出かけていく 人だ
柱ではなく 空として
立ちつくしている
倒れずに 寝ころばされている
たぶん 闇なのだ
星は それとも 衛星だろうか
そうではなく 私の闇である
星だと 違うのだろうかと 見ている
街は 銃の闇の中で
部屋ではない 黙秘をせず
撃ちたい
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