誓い/吉岡ペペロ
きのう月ははんぶんで
それはそれで気持ち良さそうに
浮かんでいる気もしたけれど
ぼくらの星の衛星は
勝手にひかりに名前をつけられている
まるでひかりが月みたいじゃないか
たとえおまえが
どんなひかりに照らされようと
ほんとうの月だけ見つめている
そんなこと
ぼくにしか出来ないことだと分かっているから
そいつはたまに
悲しみのものまねをして
こころにいたずらするけれど
ぼくは誓うんだ
ひかりになんか負けやしないって
そんなこと
ぼくにしか出来ないことだと分かっているから
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