Alone/et ceteras
 
孤独が少し寂しくなったのは
あたたかさの意味を知ったから
わからないままでよかったけど、
わかっちゃったから苦しいよ。

いかれた誰かさんにおじぎして
これから先の路をきく
変だな、地図にはないみたい
ついでにコンパスも壊れてる。

伝えたいことあふれても
もう返らないあの感覚思う。

つなげて二人目が歩きだす。
どうやら走りたいらしいが、
脚を不自由にしたみたい
掌を伸ばしてはとじてみる

忘れたいけど、忘れない
こんな記憶が何か必要です。

いかれた誰かさんは立ち止まる
そこが終点とつぶやいた
交差する分かれ道の前、
もう歩けないと座り込む。

その人は手を患ってさ
どうやら杖が使えなくて

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