露光/しょうた
一瞬を切り取ったその手で、何をしようか
太陽に翳して口をつむいでた
猫が制圧した公園を横目で流して歩いてく 炎天下の下を
このまま路面で焼かれたら このまま路上で轢かれたら
こうして闇を抱えたまま 誰もいないところへ行けるかな
銀の橋を作れば良い 邪悪なものは祓われる
技巧も夢もそんな気もないけれど
道しるべなんて 現れて消えて
大きいものを見たって自分の大きさはわからまま
試行錯誤を繰り返したって救いはない
おかしくなっていくのを理解しながらおかしくなる
狂ったのは俺 世界 君
狂ってなかったのはどれ
戻る 編 削 Point(0)