ゴーヤ/藤鈴呼
 


その瞬間! 後ろのバンパーに 数度の衝撃音!
見ると バイクに乗った爺が アタシの車を 叩いてる!

直ぐに 出ようとしても 出れないし、
車が 行き過ぎるのを待って、

余りにも 頭に来たから 車を降りた。
郵便局に 入ろうとしてい る爺へ

「ちょっと、叩くことは 無いんじゃないですか?」
「叩いてない!」

「叩いたでしょう?」
「俺は教えてやったんだろ?
 お前は 出ようとしてなかったじゃないか!」

「出ようとしていましたよ、ウインカーも出して。
 ただ、後ろから車が来ていたでしょう?
 それで直ぐには出られなかったんです。」

「叩いて
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