そのある、画家/番田
場所がない
何も思うことの無い絵に
色々な 何か 絵を
窓の色々な 毎日が 立てかけてある
描いている絵は そこに 開け放たれている
鳥が 犬に 飛んでいる
遠くを歩いていく そばには私が走る
ドトールコーヒーは 言葉もなく
そばの 私には いつも
席は中で
出ては入っていった いつも 少なく
コーヒーをひとりが飲む 金がそこにはあったが
席が私たちに なかったのだ
移動する席の ベローチェは
パンに 私のコーヒーも大きいし 席も多いし
銀座も 窓も
安い 巨大だから 安い
広いからといって 私には 入る
広い街も なかった 金は
私の お金だった それは
虚しいことだけれど お金は
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