「正確という病い」/天野茂典
正確無比のキッズとはどんなやからなんだろう
青年は熱病のようにこの病にかかる一点たりとも錯誤は許されないのだ
重箱の隅をつつくように正確さを求めて欠落は見逃せない
学問は確かにそうでなければならないがなんだか月面にいるようだ
「正確という病い」じつはぼくの中にもすこしないことはないが
アバウトだからぼくはそれに目をふさぐことができるのだ
ここらでいちどこのぼくもアヒルのようによちよちとこの熱に浮かされて
歩いてみようか?
世間にはあまりにも分からないことが多すぎるので▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
*立花隆「脳を鍛える」ー東大講義「人間の現在」ー参照
2004・10・17
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