調理実習の勝ち組は人生の勝ち組/チカモチ
周りの班を見渡すと、どの班においても、
フライパンを持っていた子は、勝気な優等生タイプの子でした。
包丁を持っている子は、わりと要領のいい感じの子でした。
そして、自己主張をあまりしない目立たないタイプの子は皿洗い係に徹する。
気がつけば、そうなっているのです。
でも今にして思えば、それは必然的な結果でした。
材料が揃ったらいち早く包丁とまな板を確保するのは、
状況をすばやく読みとれる子でないとできません。
臆することなくフライパンを持つのは、
よほど自分に自信がある子でないと、なかなか難しいでしょう。
そして、思うのです。
調理実習の時間にフライパンを持っていた子は
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