想像せよ/
佐々宝砂
どんな時も星空はある。
雨の夕方にも曇りの真夜中にも
青々と広がる空が頭上にあるときも。
その青空の、雨雲の、曇天の、
その上には常に闇があり星があり、
この世は闇に閉ざされた空間こそが常であって、
星の光は、
そう太陽も含め、
星の光は希有なのだと。
想像せよ、常に上空は星空。
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