夕暮れの影/
番田
いつも 吹く 風を
手のひらにいつも
見ている 私は
ひとつ つなぎ止める
私の 思いは
どこへ そして 何を
戻ってくるのか 手に
わからない ここに 誰もいない
いつも 去ったことといえば
私には 体の
今日だけ 未来へと
どこに ただ 存在する
明日というわけではないが 私は
流れていく 私の無くしている日を
手に入れたいのだ いつも
場所の 終わりとして
戻る
編
削
Point
(1)