星の無い夜空/逆鱗社長
 
1つの孤独から
2つの孤独が生まれたって
3つめに何が生まれるのか見たくなって
4つめには、きっと僕らは消えて無くなる

僕の不安が
君の顔にモザイクをかけてる
「君は泣いてるの?それとも笑ってるの?」

行く所は特にないけど
遠くまで行こう
空に星はないけど
風は強く冷たいけど

サイドブレーキ挟んで
近づく2人
助手席までの距離が
凄く嫌だよ

君は本当にあたたかくて
僕は本当に落ち着くんだ
「1人じゃない」って思える
君にとって僕が
意中じゃなくても
それでもいいって思えるんだ

帰る時間だよ
言いたくないけど
帰る時間です

君を送って
僕は帰る
遠くまで来たから
まだ隣にいられるね

「またね…」
「気を付けて…」
このやり取りをまたしたいな…

1つの孤独から2つの孤独が生まれるって?
君が静かに壊した孤独
Tシャツに残る君の匂いも
明日の洗濯機が
洗い流しちゃうのかな

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