かっぱっぱ/藤鈴呼
 
た 後で

強風に 浚われた 衣服の裾を 
慌てて 抑えながら
自転車を 漕ぐ 漕ぐ、漕ぐ!!

何だって 朝っぱらから 向かい風なんだ!と
恨めしげに 晴天を 眺めそうにも なるけれども

落ち着いて 考えるんだ

この 風が 無かったならば
もっと 暑かったかも 知れないだろう

晴天じゃ 無かったならば
カッパッパの 装いだったんだろう

だから 全てに 感謝するんだ!
見事なまでの 前向きモードまで
熱風竜巻に 吸い込まれて 

天井へと 舞い上がる 思いの竹に
短冊を 垂らして 
揺れる方角へ 今、急げ!

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