詩と魔法と/番田 
 
私は 見えない
わからない 風の中で
どこだろう 
聴いている 見えなくなっている  


私は 音楽を
何だろう
奏でながら 私の
夜としてのそこにはないのだろう


私の そこに 響いていることだろう  
魔法を あるものだとすれば
たぶん 詩は
そんなものである気がする


私は 誰かの中に 思いの限りを
吐きだしたなら 私には たぶん
ベッドの上で 何もかも それを
行くべき場所が あるのだろう 


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