DEEPHITOFMORNINGSUN/本木はじめ
ースト バイ ゴースト バイ ゴースト
汚染されていない君の黒髪の花束
握りしめてゴースト バイ ゴースト バイ ゴースト
窓を開け放つ
君はもう、君は
リンゴジャムみたいな夕日を
貪るように食べていたからゴースト バイ ゴースト バイ ゴースト
幽霊が恐い君の為に
否定しようゴースト
真夜中の墓地にふたりきり
沈んだ夕日は心にあるか
くらい獣道に座って
あやとりをしよう 見えない糸で
紡いでゆこう 底からはぢまる
朝の螺旋
明るいところで枯れてゆく花みたいなもんさゴースト バイ ゴースト バイ ゴースト
さよならは聞き飽きたよ
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