DEEPHITOFMORNINGSUN/本木はじめ
 
どっちを向いても砂浜だらけの砂
部屋が思い出砂漠しているのでゴースト バイ ゴースト バイ ゴースト
あなたが沼へ帰るというので
わたしは途方にくれる
あの森はあなたの兄を食べ
わたしの妹を食べた憎い森
帰って来ない三億年
わたしたち もはや人ではなく
影のような姿をした幽霊だ
あなたの顔もわからない
土地も急速に死んでゆく
あの森
あの森
あの森から帰ってこれたのはわたしたちだけ
あなたがなぜ沼へ帰るのかわからない
なぜならゴースト バイ ゴースト バイ ゴースト
落雷があなたを選ぶ
稲妻のようにしびれてる今夜
分かち合う水色の水またしても流れてゆくからゴース
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