うつくしいものを。/れもん
うつくしいものを、どれだけうつくしいか。
「美しい」という言葉を使わないで伝えられるか。
私は、うつくしいものに対して真摯であればあるほど、「美しい」という言葉をあえて使いたくない。
きれいなものに関しても。
形容詞は、なるべく使いたくない。
もちろん使うこともあるけれど、それはそういう時なのであって、決して多用すべき言葉ではないと思う。
自分への課題。
解りやすさと解りにくさのギリギリのラインで伝えること。
解りやすい詩なんて、つまらない。だけど、解りにくすぎたら、誰にも伝わらない。自己満の域を出ない。
端的な言葉でどれだけ感覚を共有できるか。
そんな挑戦を独りで続けています。
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