リーマン狂歌/朧月
あなたはなぜかいつも
かったあしゃつの袖を折っている
めくれあがった規則正しいシャツの
袖が気になるのです/私の目に触れる
並んだときにあなたの肩は
私の目の高さになって
光る太陽のせいだけでなく
息ができにくいような空気になります
まぶしいのはあなたの方向
風がなくて困ります
まるで絵のような空に
白の雲と真っ青な 部分の頭上なんて
あなたにはまるで関心もてない空間みたいですね
持ったカバンの中の
契約書類しか 意味をなさない
私たちのゆくさきは
経済事情のほんの一部の点
あなたのかったあしゃつの袖
ついてるボタンになりたいとか
私のココロはは灼熱の下で
少しぼやけた空想しているのです
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