理由に公園もなく/
番田
人生だとか 喜びだとか 私だけではなく
悲しみを
自分にしてしまえば 納得できる
悲しみは 全体は知らないから 出て行くのだから
私なのだと 知っている
理由もない公園で
暗闇は ぼんやりと ひとかけらもない
体を 漂っていく
私の中で
あなたなのだと 考えていくように
自分の中を 眠り続ける
暗闇の深い思いを
歩いているのかもしれない
暗がりに
幸せは 留まるだろう
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