日曜日19時の女/はだいろ
くの努力によるものだった。
人生、
そんなものだ。
自然に楽しくならないのなら、
努力すれば、楽しくもできる。
そうしてまた、月曜日がやってくる。
しがない、サラリーマンの、
地下鉄のゆきさき。
くだらない、
灰色の毎日。
でもまだ、魂は死滅していない。
どうしてそう信じられるかって、それは、
こんなくるしみこそが、その証拠だからだ。
来週はまた、
ちょっと高いお店の女の子を呼んでみよう。
ほんとうにきれいなおまんこは、
魂のように輝いている。
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