HABA/ぽこぽこへッへ
これを書いてるのは削ってる時間、
超新星爆発みたいな最後の燃え残りを、抱いてゆけ
抱いてゆけ
いつか太陽は何十億年か未来
この星を飲み込むほど巨大な
化物の姿に変貌することを
人は知って、いながらなぜ
太陽をモチーフにするのかな
太陽が今は全く脅威じゃないから?
しばらく落ちてこない岩の下に立ってるようなもんだ
だからその岩は何に似てるとか言って笑える
笑える
遠い未来にはもう、何もない
予測しうる範囲などは酷く少量の時間のような
ほんの少しの過去と未来という幅
≪個(わたし)≫に近いほどに濃さを増すだけの
両刃の斧が振り子のように揺れる
鏡のような刃に映る現世(こっち)
この幅は何だ
だから、その意味が、全く分からない幅!
この幅は何だ
これが、いったい、何なんだ!
具体性を帯びた情報
近いほど濃い
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