いしそし/ねなぎ
 
走らされ
演が乗せられた
重なる層と
符号の渦

大きかった

提唱された
説による線と
境の臨界に迫る
集約化

夢は

張り巡らされて
雑然とし
派生して
統合を繰り返し
細分化され
伸ばされた

こんなにも

流れるのは
もはや
原則さえ曖昧になる
ただ波となり
揺らめくように
マクロとなり
ミクロとなり

小さく

ただ紡がれる
その一偏の
端末
そして
ありふれた
一抹の末端

なってしまった

いつしか
忘れられる
名も無き
いしの
一つ
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