キッチンにて/
森の猫
ここに戻ってきた
狭いけど おちつく
あたしのキッチン
安い焼酎の炭酸割りの
グラスをもって
シンクの扉によりかかり
へたり込む
このひんやりとした感じ
ほどよいスペース
猫の感覚・・・
旅のことをあらあらと
思いめぐらし
詩作につながるコトバを探す
そして キミのことを
思う時間
おかえり
キミの声が聞こえた
気がした
ただいま
ただいま
あたしの キッチン
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