*僕の神様/藤鈴呼
原色に染めて
眠る訳にはいかない 夜に 咲く花を
目覚めたくない 朝に 散る花を
思い出の向こう側に 消えない花を
列車を追い越して 振り向く 線路沿いに
しおれない 其の花びらを 集めて
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僕 の 神 様
区切りのいい夜に 開く ボロボロの地図帳
見た事の無い島に 辿り着くと悟った
明かりを灯けたままで ナビを待ちながら
看板の文字さえも 上手く読めない事に
次の朝は 君の夢に 埋もれて 目覚めたい
トキメキを忘れたけれど 未だ生きている
鼓動のリズムのスピードが代わる度
指先の爆弾スイッチを 落(お)したくなっていた
魂を 消し去れなかった無言劇
父さん 母さん 弱い あなたの分身は
今 正に 大切な命を 枯らすところでした
こんなに弱かった此の僕を
嗚呼どうか 見捨てないで下さい
僕の神様
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