*白い砂粒/藤鈴呼
んなに長くは 感じなかったのに
一人きりって 淋しいね 自由で良いけれど
一人きりって 悲しいね 涙は 枯れたけれど
一人きりって 空しいね 空には 逝けないままで
君の面影ばかり 夢見る夜が嫌いで
いつも 爆走している 夜の国道
あの日 君の消えた地点まで 辿り着いたならば
なんだか 側に居るような 気がして
忘れていた 涙が
少しだけ 零れ落ちたけれど
拭って呉れる 君の手は もう 冷たくて
白い 砂粒と 変化していた
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
一つの碑が 此の命を 救った。
「私は
[次のページ]
戻る 編 削 Point(3)