詩の白いノート/
番田
一個の詩を思いながら
何もないのだろう 私の言葉を
日は 知っている
暮れている 私が 私の夜を
そんなため息の中で
ものごとを そして ひとつ描きながら
わからないことに はき出すとき
手を 暮れていくことが 確かになる
ひとつの 見ているのかも知れない流れの中で
そこで ハンドルにしようとした
夜の 絵画のようなものを
何も語らずに行くだろう
日は
色を眠り続けている
私を書きながら
私の風を握りながら
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