オルフェウスのように/
瀬崎 虎彦
君に回帰する青空
新しい道具を手に入れて
揚揚と胸を張り進む
紫外線もものともしない
砂漠と草原とステップとツンドラ
悲しみの緯度が増し飛行機の窓が割れ
近く遠く自転しつづけては公転する
愛情の扉を開く鍵はまだ誂えてない
予言のように僕と恋をするなら
まだかたちのない関係に歌をささぐ
もうこれいじょう姿を移さずに愛せ
変わりつづけることに意味があるのなら
せめて夜明けには風の声に耳を貸し
オルフェウスのように振り返らないでほしい
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