waste/Oz
 
幾つかの注意と
懸命な命の存在を
知らせる
まぁ、
息子は聞いちゃいないだろうけど

僕らは
結局イタリアンレストランへ行った
僕はピザを
妻はリゾットを
息子はスパゲッティを頼んだ
もちろん一人で食べた訳ではない
少しずつ分けあって
食べたのだ
きっと30年たてば
この事も
空気に溶けてなくなっているのだろう
でも
この「感じ」は覚えているはずだ
人生は煙では無いのだから

浪費され
消えていく
その悲しみを誰が推し量れるというのだ
本当
参るよ
とても疲れる
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