労働者の主張する意味/
番田
言葉を叫ぼうとする祝日に
疲れた労働者の体を
不満の心の内側から
メロディとして歌う
校庭の中に集っている
サッカーの試合を
傍観していると
母校がやられた感じだった
速いシュートが飛んで
キーパーが跳ね
僕は黙り込んでいた
言葉が何を意味するのか
知りもしないまま
家路を流れていく
私は幻だ
友達のいない
幽霊になり変わり
緑色の絵を描く
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