ひとつ めぐり ?/
木立 悟
に鏡のうしろの鏡
何も映さずかがやく笑みには
星座が星座に吐き出され
新たな名を得て去ってゆく
おまえが自身に封じたもの
誰かと共に夜をゆく
見えるはずもなく見える横顔
雨の前で回り 風を拾う
今日は終わり
また終わりなく
手のひらに滴に分かれゆく
手のひらに滴に分かれゆく
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