未必の恋/
海里
恋は未必であるがよい
いちいち詩にはせぬがよい
俎板の上で涙のあらい
泳げよ空にコイのぼり
喉元すぎれば熱さを忘れ
こいこく
かんろに
かぶらむし
自分の恋をネタにするなら
それなら言葉にするがよい
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