昼寝/伽茶
 
いつか金縛りにあった

凄い大きい男は

私を後ろから抱えて

ぎゅーってするんだ

全力で抵抗するんだけど動けなくて

モガクモガクモガク

君の名前を叫ぶんだけど

君じゃないかと思えてたら

何となく

抵抗する気が失せて

君に思えて

君に思えて

胸の中もぎゅーってされた

汗だくな自分に気付いた時には

夢なのか

金縛りなのか

どうでも良くなって

いつか

君を刻みこみたいと

力いっぱい抱き締めてもらったのを思い出して

消せなかった過去に

幸せがあったのを思い出した


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