マーケットダウン/秋也
観的に正しい値がついていることは皆無で、むしろそれこそが正しいマーケットの形だ」
客観
客観
主観
客観にどうしても一部の主観が混じる
それは排除しがたく
僕を惑わす
部屋の扉は堅く
鍵という保証がどの程度ついているかで安心する
僕もあなたも
マーケットの一部だ
いつ誰が上場したのかわからないまま
奮闘し
1秒だって正しい評価や格づけがついていることはなく
それでも価値をあげたがる
僕も覚せい剤みたいに
1キロいくらで値がついて
好きな部分を美女や美少女にもぎ取られればよかったのに
蟻に群がれる蜜になりたいよ
わからない
わからないけど
僕だって大切にされたい
寂しいから
いつだって泣いている
扉を開けられず
今日の値も怖くて見れずに
部屋で温かい布団にくるまって
実に主観的な温度だ
涙がでなければ
快適なのに
マーケットダウン
ルームハイ
横ばいの心理グラフ
きわめて意図的に
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