おけらの詩/
ドクター・キリコ
僕の死は 陽の目を浴びることなく
おけらみたいに生きていた
すう、と風にアシをもがれたら
青くなって空になった
僕はみじめなおけら
金色の羽根
天使のラッパ
幕が下りた
スパイラル、循環
呼吸と発作
あかいサイレン
受胎
木漏れ日の下
ぬけがらひとつ
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