泣くな 駒野/……とある蛙
 
クロスバーを叩く鈍い音がした瞬間
頭を抱えた君は
最後まで顔を上げることは無かった
ゲームが終わり
同年の松井は一緒に涙を流していた。

気にすることは無い
君達は偉そうに出来もしないでけちをつけるしか能の無い
批評家、評論家が
想像だにしなかった道の途中の階段を
一段ようやく上ることが出来たのだ。

君達の仲間を信じる想いと
君達の不可能など無いという熱いメッセージと
それに立ち向かう勇気は
眠い目をこすりながら見ていた
もう先の少ない爺の胸をも熱くしてくれた。

君は十分戦ったでは無いか
だれも君を非難する奴などいる訳も無い。


ゼロトップで戦いを
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