疲れている人/番田 
 
つくしている。私は柱で、何も見ないし見るべきではないことだけが許されているようにも感じる私は、とても苦労人なのかもしれなかった。夏のように暮れゆく世界を感。私とは、正しさなのだと信じた暮れた。正しさとなって、どこまでも流れていった街は何もなく、車が絶えず暮れた道を行き来している車の様子を見ている少年がひとりいて、暮れた私は少年の横で疲れ果てていた疲れ果てていて、少年のことなど目にできかった私は金は無く、人の食べ物のことなど忘れていて、金は血液が流れ出ていた。目標を追いすぎたのだろう。
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