Independence Day/黒田康之
 
僕たちは独立している
確かに個人であって
どんなに近くで寝起きをしても
同じ窓からの朝日を浴びても
僕は僕で
君は君のままだ

僕たちは独立している
二人で生きて
どんなに子どもの寝顔であっても
まだ父でも母でもなくても
僕たちは僕たちで
二人のままだ

場面によっては誰かの子どもで
こんな会社のこんな仕事をしている人で
こんな社会のこんな場面に生きている人で
僕たちが僕たちであるためには
僕たちは常に依存しあっている

僕たちと同じ日に出来た大きな国も
決して一人では存在し得ない

でも僕たちは独立している
こうして鮮やかに
二人なのだ
はっき
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