そこに、knife/
れもん
もしも、あのとき
そこにknifeがあったなら
隣に眠るあなたを殺していたでしょう
刹那を永遠に変えたかった
だけどそうするには
あまりにあなたを求めすぎた
かわいいあなたの無防備な寝顔を
自分だけのものにしておきたかっただけ
閉じ込めてしまいたかった
それなのに
私は動かない従順なあなたではなく
反逆者であり私を苦しめるあなたを求めた
それが悲劇のはじまりだった。
戻る
編
削
Point
(2)