光の射す部屋/
れもん
まばらに差し込む光
手をくぐらせ
ぬくもりを確かめる
朝はやってくる
だからこの胸の不安も
いつしか消えていく
横に眠るあなたの鼾が
何よりも
何よりも煩わしい
近しい人っていうのは
どうしていつも
必要以上に凶器となってしまうのだろう
だけど
あなたに壊されてしまいたい。
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