おつきあい/……とある蛙
昔々(むかしむか〜し)は無関心
徐々徐々にに親しくなって
今は友と呼べる奴
昔々いつも傍らに蹲(うずくま)り
たまには気になるときがあるが
それはいつでも憂鬱さとともに
昔々は青と黒
グラディエーションのままに蹲り
だんだん頭の中に入り込み
今ではいつも気にかける ん
そいつを自慢にする輩
そいつが負担になる輩
そいつを利用する輩
そいつに食われちまう輩
人それぞれに悩んでは
それが正しい取り扱いだと
訳の判らない正義の味方
そのようにすべきだと
訳の判らないのにしたり顔
それはいったい何なんだ
訳が分からず不安顔
なるようになるさ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(9)