わたしが詩を書くとき/小原あき
 
その目線に合わせて見る
すると犬の視線は地面が七割くらいだったりして
とても驚くことがある

鳥の視線は高くて見られないので
飛行機に乗ってみる
パイロットはどんな夢を見るのだろう

風に吹かれて落ちる
枯葉の見事なスカイダイビング
勇気を称えて抱きしめる
秋の地面

みんなどんな明日を描くのだろう
みんなどんな過去を胸に抱いているのだろう

聞いてみても誰も答えない
自分で探してみなよって
言われている気がして
わたしはちょっとだって
じっとしていられないんだ







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